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動物と人に優しい女性獣医師と、もしもの時の専門医

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  • 一般診療
  • 腫瘍科専門外来/がんのセカンドオピニオン外来
  • 電気化学療法
  • プレミアムがん検診

診療対象動物

犬・猫・うさぎ・ハムスター
※その他の動物種はお問い合わせ下さい。

診療時間

時間表

※13:00〜16:00 は手術・検査・処置・往診・予約診療などを行っています。
※休診日は予約診療にて対応可能な場合がございますのでお問い合わせ下さい。

ペットホテルについて

  • 年末年始やお盆の時期も含め、随時受け付けています。
  • 持病や年齢などを理由に、トリミングサロンでお断りされた動物のお預かりやシャンプーなどもご相談下さい。

往診・送迎について

  • 最良の診察を行うためには来院して頂くことが原則ですが、来院困難な場合は往診も可能ですのでお気軽にご相談下さい(別途往診料がかかります)。
  • ご自宅にお薬やフードをお届けすることも可能です。

診療対象動物

犬・猫

腫瘍科専門外来

  • 小林犬猫病院をかかりつけ医としている場合、あるいはホームドクターからご依頼のあった場合に腫瘍科専門外来を完全予約制にて行っています。診察時間は下記の通りです。

時間表

  • 腫瘍専門外来は犬と猫のみの診察を承ります。
  • 水曜日〜金曜日は日本小動物がんセンターにて診察を承ります。

セカンドオピニオン外来をご希望の方へ

セカンドオピニオン外来とは、ホームドクター(かかりつけ医、主治医)と連携をとりながら、犬と猫のがんに関する相談・診察を行う外来です。小林犬猫病院の診察券をお持ちでない方は、ホームドクターからの依頼書の送付が必要になりますのでご注意下さい。

セカンドオピニオン外来をご希望の方は、下記の「セカンドオピニオン外来依頼書」をホームドクターにご記入頂き、2枚ともファックスにて送信願います。動物を実際に診ることが大切なため、お電話やメールでのご相談は一切受けつけていません。

なお、セカンドオピニオン外来では、がんに関連する部分のみの診断・治療を行います。がん以外の病気の治療や、ウェルネスケア(ワクチン、フィラリア、ノミダニ駆虫など)はホームドクターのもとでお願い致します。

セカンドオピニオン外来依頼書はこちら

概要

イメージ 局所に約800〜1200Vの電気をかけると、通常は細胞膜を貫通しにくい化学療法剤が細胞内に取り込まれるようになり(ブレオマイシンでは約700倍)、腫瘍細胞が死滅します。全身あるいは局所に投与される化学療法剤は、一般的な化学療法の数分の1以下であるため、全身の副作用が発現することはまれです。電気化学療法は、放射線治療ほど局所制御力はありませんが、不完全切除あるいは辺縁部切除された悪性腫瘍を無治療で経過観察し続けるよりも再発率を低減することが可能と考えられています。
電気化学療法はヨーロッパでは比較的古くから、米国では最近導入され始めました。また、最近は動物だけでなく、人にも臨床応用が始まっています。
犬の適応例 猫の適応例
顕微鏡的病変(手術後など、明らかな腫瘍塊が存在しない場合)
  • 原則的に全ての悪性腫瘍、特に不完全切除(あるいは辺縁部切除)となった軟部組織肉腫や肥満細胞腫など
  • 原則的に全ての悪性腫瘍、注射部位肉腫など
肉眼的病変(腫瘍塊が存在する場合)
  • 肥満細胞腫
  • 扁平上皮癌
  • 肛門嚢腺癌(肛門嚢アポクリン腺癌)
  • 棘細胞性エナメル上皮腫など
  • 肥満細胞腫
    皮膚、鼻鏡、顔面の扁平上皮癌など

症例

犬の軟部組織肉腫:脚の切断だけはいや!
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治療開始前の前肢前腕部に発生した軟部組織肉腫。脚を切断しない限り、外科単独での完全切除は困難であることが予想された。 外科手術中の写真。腫瘍の大部分が切除されたが、一部(矢印)は下部組織に固着している様子。 電気化学療法から43日後の写真。電気化学療法の副作用で皮膚の一部が壊死を起こしたが、その後間もなく皮膚は治癒した。

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摘出された病理組織検査写真。紫色の部分が全て腫瘍細胞。腫瘍細胞が辺縁部まで広がっており(矢印)、不完全切除であることが確認された。このままでは再発リスクが高い。術後の補助治療として、患肢の切断、約1カ月間におよぶ放射線治療、電気化学療法がご提示され、ご家族は電気化学療法を選択された。

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電気化学療法から127日後の写真。傷は完治し再発もない。外科治療から約22カ月、再発および転移は認められていない。

猫の鼻平面の扁平上皮癌
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電気化学療法前の写真。鼻平面の扁平上皮癌が拡大し、口唇まで広がっている。標準的な治療として、変色している部分を取り除く大がかりな外科手術、あるいは約1カ月間におよぶ放射線治療が適用となる。 2〜3週おきに合計4回の電気化学療法を終え、治療開始から7カ月後の写真。肉芽はきれいに増生しており、日常生活にも全く支障がないレベルまで回復した。
猫の上眼瞼に発生した肥満細胞腫
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治療開始前の左上眼瞼に発生した肥満細胞腫。盛り上がっている部分以外にも腫瘍細胞は広がっており、十分な外科マージン(正常組織と腫瘍組織との余白)と供に切除しようとすると、左目を摘出しなければならない可能性が高い。 ご家族が眼球温存を希望したため、外科治療と電気化学療法の集学的治療(コラボ治療)を提案。まずは、眼球を温存した手術直後の写真(麻酔覚醒中)。手術の約2週間後に電気化学療法が単回実施された。 術後8カ月後の写真、傷も治癒し、現在までに肥満細胞腫の再発徴候はない。

イメージ

摘出された病理組織検査写真。紫色の小さなドットが全て腫瘍細胞。腫瘍細胞が写真下まで進展し、切除縁まで広がっている様子がうかがえる(矢頭)。残念ながら外科治療単独では不完全切除と判断され、このままでは再発する可能性が高いと判断された。

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電気化学療法実施2週間後の一過性副作用。電気化学療法実施部の皮膚に炎症が起こり、かさぶたができてた。

手技時間

  • 麻酔も含めて30分程度、原則的に日帰り

プロトコール

  • 顕微鏡的病変に対して:2〜3週間毎に合計2回。肥満細胞腫の場合は原則的に1回。
  • 肉眼的病変に対して:2週間毎に最大6回程度

起こりうる副作用

  1. 1.一過性の痛み/発赤/浮腫(むくみ)
  2. 2.軽度〜中等度の皮膚炎
  3. 3.電気化学療法を施した部位の皮膚壊死(約15%の症例で発生)
  4. 4.全身麻酔によって生じる一般的な副作用/合併症など

費用

  • 猫、小型犬(〜10K):60,000円
  • 中型犬(10K〜20K):70,000円
  • 大型犬(20K〜):80,000円

*上記に含まれる料金:診察料、電気化学療法、全身麻酔、静脈内留置、当日の静脈内点滴、静脈内ブレオマイシン、シスプラチン局所注射
*電気化学療法が適応と判断される前の生検費用、持病の検査、麻酔前検査などは上記に含まれません。また、薬剤が処方される場合は上記の金額に加算されます。

参考文献とエビデンス

  • 電気化学療法に関連した論文(犬)
  • 電気化学療法に関連した論文(猫)

はじめに

米国の統計によると、犬は2例に1例以上、猫は3例に1例以上が悪性腫瘍で命を落としており、死亡原因の第1位を占めるようになりました。犬や猫の高齢化が進んでいる日本でも、この傾向は同様である可能性が高いと考えられます。

動物のがんでも、無徴候のうちに早期に発見し治療することの大切さが少しずつ分かってきました。無徴候の動物には進行がんが少なく、治療によりがんによる死亡のリスクを軽減できる可能性があります。がん検診では、犬や猫の早期に発見されたがんを早期に治療することで、がんの死亡率減少を主目的としています。

日帰りプレミアムがん検診とは?

日帰りプレミアムがん検診とは、がん専門医と画像診断医がコラボして実施する質の高い健康診断です。犬や猫では、人のような癌マーカが一般的ではないため、通常実施される検査、特に身体検査や画像診断のクオリティを向上させることでがんの早期発見を目指します。統計的に、特定の犬種は特定のがんに罹りやすいため、がんの部位別統計や好発犬種別に検査の重点度を調整します。猫には猫専用待合室を設け、緊張しやすい猫をなだめながら検査を進めていきます。

プレミアムがん検診は、小林犬猫病院での1次検診から始まります。必要性およびご家族のご希望に応じて、内視鏡、CT、MRI検査など、2次検診に進むことがあります。

なお、日帰りプレミアムがん検診は、当院の受診歴がある動物が対象となりますが、ホームドクターからのご依頼があった場合はその限りではありません。

日帰りプレミアムがん検診は、当面の間、月1回完全予約制で実施する予定です。検査日(半日、月曜日午後)と結果説明日(30〜60分、原則火・土曜日午前)の2回、ご来院して頂く必要がございます。検査結果に全く問題がなかった動物でも、今後がんを早期に発見するためには、どのような徴候や生活に気をつけるべきか、ご相談を賜ります。なお、お電話やメールによる結果説明・相談は、コミュニケーション・エラーを防ぐため一切行っておりませんので予めご了承下さい。結果説明日は、原則的に動物を連れてきて頂く必要はございません。

1次検診検査項目

がん専門医による身体検査
  • 視診、触診、聴診などによって、口腔内、頸部、体表リンパ節、耳道、直腸などを細かく診察します。
  • 雌犬や雌猫の場合、4〜5対存在する乳腺を1つずつ触診します。
血液検査
  • CBC(全血球検査)
  • 血液凝固検査
  • 血液化学検査
  • 尿検査・尿沈渣検査
  • 血液ガス検査(イオン化カルシウム、乳酸値など)
  • 猫白血病・猫免疫不全症候群検査(猫のみ)
  • 甲状腺機能検査(年齢によって)
画像診断医による画像検査
  • 3方向胸部X線検査
    »3方向のX線で評価することで心臓の影に隠れている影の検出率が向上します。
  • 2方向腹部X線検査
    »超音波検査とセット評価が必須です。各種臓器の大きさや骨の異常などを調べます。
  • 心臓超音波検査
    »一般的な心臓病の検出はもちろん、心臓基部や右心耳に潜むまれな腫瘍性疾患を検出します。
  • 腹部超音波検査(エコー検査)
    »画像診断医による超音波検査です。脾臓、肝臓、膀胱など、腫瘍が発生しやすい臓器を中心に、全腹部臓器を綿密に調べます。
  • その他
    »一部の犬種は胸腹部以外にも腫瘍が発生しやすいため、上記以外に画像検査項目が追加されることがあります。
    »非常に怖がりの動物あるいは攻撃性の高い動物の場合は、ご家族とご相談の上、鎮静剤を使用することがあります。
    »日帰りプレミアムがん検診後には、がん検診レポートをお渡ししています。

2次検診検査項目

画像診断医による画像検査
  • 細胞診あるいは病理組織検査
    »体表腫瘤あるいは体腔内臓器に異常が検出された場合、検診日当日に針生検や組織生検の必要性がご提示されることがあります。
  • 内視鏡検査
    »必要に応じ、別日に全身麻酔下で実施されます。
  • CT検査(別施設にて)
  • MRI検査(別施設にて)など

1次検診の基本検査料金

基本検査料金表

実施日

  • 受付日
    »原則月1回。受付可能な日程は、直接病院までお問い合わせ下さい。

プレミアムがん検診の流れ

  1. 0 前日までの準備
  2. 1 受付
  3. 2 問診票記入
  4. 3 採血、採尿
  5. 4 身体検査
  6. 5 画像検査
  7. 6 検査終了。結果説明日のスケジュール調整。

プレミアムがん検診の流れ

がん検診にはメリットとデメリットがあります。このことを良く知った上で検診をお申し込み下さい。

メリット
  1. 1.がんの早期発見、早期治療による救命効果

    徴候が発現してからがん治療が開始されるよりも、検診などで偶発的に検出されたがんの方が、治療に対する反応や予後が優れていることが、動物でも複数の研究で証明されています。

  2. 2.早期発見・早期治療によって、動物の身体的負担やご家族の経済的負担、時間などが軽減されることがあります。
  3. 3.癌以外の病気も見つけることができ、治療に結びつけられます。
  4. 4.安心して生活を続けられます。

    米国の統計によると、犬は2例に1例以上、猫は3例に1例が悪性腫瘍で命を落としています。我が子は大丈夫だろうという過信は禁物です。

デメリット
  1. 1.がん検診でがんが100%見つかるわけではないということ

    がん検診技術は、目ざましく進歩しています。一方で「異常なし」という判定は「あなたの動物にはがんはありません」ということではなく、「現時点で検出可能ながんが見あたりません」ということです。少しでも検診の精度を高めようと努力・工夫をしていますが、がんの場所や種類によっては見つけにくいことがあります。また、見落とすこともあるのが現状です。

  2. 2.検査によって動物の体に負担がかかってしまうことがあること

    がんによっては自然に消えてしまうようなものや、良性ですぐに治療しなくても問題ないものもあります。結果的には、がん検診を実施する必要がなかったことになりますが、それはがん検診をして、疑わしい部分を調べて初めてわることです。また、X線検査では被曝(ひばく)の問題もありますし、鎮静や麻酔にはリスクがつきものです。